独立してデザインをする理由
大福理絵の独立宣言 / STATEMENT
大量の情報やモノが日々高速で行き交い、消費されています。デザインは、スピードや個性が過剰に求められるようになりました。流行り廃りはとても早く、彗星のようです。
そのなかで、ほんとうに心に残るデザインはごくわずかではないでしょうか?
消費し、また次をうみだす。
それを繰り返していくことをビジネスとよぶのもいまは良いかもしれません。でも、やがて燃え尽きてしまうものをつくるのに、わたしの心は追いつきません。
それよりも、デザインを必要とされる方ひとりひとりと向き合い、多くの人に長く愛されるデザインをしたいと、わたしは思いました。
しかしそれは効率良くコンスタントに、とはいきません。
いままでの時間の使い方ではかなわないことです。
そこで、独立を決意しました。
時代と逆行しているかもしれません。そんなデザインをするのにはまだ経験が浅いかもしれません。
それでも、諦めずに自分の信じてるものをつくり続けないといけない。大切な人の、大切にしたいと思うもののためにデザインをしたい。彗星のように燃え尽きていくきらめきではなく、いつまでも残っていく星の輝きを。
デザインの未来は明るいことを、証明したいのです。
ここに大福理絵は独立を宣言します。
2018年2月1日